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勇気

今回の震災で、我々プロ野球も開幕問題で揺れています。

「延期するべき」という声、また「予定通り」という声

機構側、球団側、選手側と、意見も賛否両論で

なかなか足並みが揃わないのが現状です。

この問題は、僕らだけでなくプロ野球ファンのみなさんにとっても

決して、人ごとではない問題ではないでしょうか。


僕個人の意見としては、楽天は星野監督が言っていた

『開幕を延期するという考え方のほうが前向き』

に賛同します。


ただ、延期といっても日程を変えることは

そう簡単にできる作業ではないと思います。

球団によっては、損害を受けるのは必至だろうし

同時に、多大なお金や人が動くことにもなると思います。

そうやって、経営者の立場になって考えると

安易に「延期しよう」とは言えないのでしょうが。


じゃあ、今の状態で「予定通り」に開幕するメリットは何なのか。

『こういう時だからこそ、勇気を与える』

という球団側の意見もあるみたいですが

確かに、僕らは野球を職業としている以上

野球を通して、みなさんに夢や勇気を与えること

それが使命だと思っています。

けど、いまだに余震の続く安定していない状態の中で

ましてや、ここに来ての計画停電であり

原発問題で放射能漏れの疑いのある中

ドーム球場や、被災地とは遠く離れた球場はまだしも

関東近辺の屋外球場で行われるゲームに

果たしてファンの方々は、安心して球場に足を運ぶでしょうか。


野球の中で、好走塁と暴走は紙一重と言います。

僕が思う紙一重とは『判断力』と『勇気』です。

この場合の『判断力』とは100%、いや120%の確率がないとダメ。

そこに、行くぞ!という『勇気』が加わっての好走塁です。

そう考えると、今のままでの「予定通り開幕」は、

暴走に近い『勇気』だけで走っているような気がしてなりません。

それでも『だからこそ、勇気を出して』と

走ってみた結果が、見事な好走塁となって

みんなから『よくやった!』と称賛を受けるかも知れません。

でも、今必要なのは120%の安心できる確立じゃないでしょうか。


とは言っても、僕らは出された結果に従わなくてはなりません。

そこで120%の力を出せるように努力するだけなんですが。


ただ、今の状況で予定通り開幕するのも『勇気』なら

今の状況を考慮した上で延期することも、

また、一つの『勇気』なのではないでしょうか。


と、こういった問題は我々プロ野球に限らず

高校野球のセンバツにまで影響を及ぼしてますね。


被災地である、東北高校が出場を表明したのは非常に嬉しいニュース。

そんな中で、今日のスポーツ新聞では『開催も危うい』

なんていう記事を見たんですが

高校野球こそ、予定通り開催すべきです。

高校球児にとっての甲子園は、まさに夢の舞台です。

その夢の大舞台を目指して、青春時代と言うべく

高校三年間を野球に費やしているんです。

その彼らの夢を、どんな理由であろうと摘んではいけない。

それこそ、大人たちが守ってやるべきです。


彼らが夢の大舞台、甲子園で必死に戦う姿こそが

我々以上に、被災地であり、国民に『勇気』を与えてくれるはずです。


今、彼らこそが『勇気』だと思います。


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