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生きる

球界にショッキングなニュースが飛び込んできました。


そう、オリックスは小瀬選手のニュースです。

僕自身、小瀬クンと面識があるわけでもないし

それに今回、何がどうしてこうなったのかという

詳細も全くわかりません。


しかし、人間の『死』ということだけで考えると・・・。

やっぱり、ショックなんですよね。

『自殺』だったら特に。

何で、彼は『自殺』を選択したのかな?

何か救える方法はなかったのかな?って。

そういう人って、必ずどこかで「サイン」を出してるはずなんですよ。

とか言いながら、

僕自身がその「サイン」に全く気付かない人間だったりするんですが。


いや、こんな僕でもいろいろと思い悩んだ時期がありましてね。


今だから、言える話んですけど。


忘れもしません、2003年。

親会社がマルハからTBSに代わり

心機一転で臨んだシーズンだったんですが

僕自身、開幕してすぐに体調を崩し、

それから、調子も落として成績不振に。

スタンドからは「お前、いらねえよ!」とヤジを飛ばされ

あまりの不振に、直訴してファームにも行きました。

その頃は、もう軽い鬱に入ってましたね。

ファームに行くと、追い打ちをかけるように

今度は会社に「不良債権」と言われ

新聞の見出しには「石井解雇」とまで書かれました。

もう、人間不信です。

会社もマスコミも大っ嫌いになりました。

冗談半分でも、初めて「野球辞めようかな」

でも野球辞めるんだったら「死んじゃってもいいかな」とも思いました。

それくらい、その現場にいるのが辛かったのを覚えています。

今考えても辛い。


そんな時、いろんな方に声をかけていただき、

どれだけ救われたかわかりません。

だけど、精神的に救われるのって一時的なもので

すぐにまた、元の状態に戻ってしまうんですよね。

精神状態が不安定な時は、そんなものです。


そんな時、出会ったのが武野さんなんです。

このブログでは、もうほとんどいじられ役になってますけどね。


当時は、すがる思いで武野さんに飛び込みました。


それから、武野さんとのカウンセリングが始まり

僕は自分の思いをストレートに武野さんにぶつけ

武野さんも、それをしっかり受け止めてくれました。


お陰で、精神状態もいい方向に。

自分の野球とも向き合えるようになりました。


「こいつら、絶対に見返してやる!」

という、反骨精神も蘇り

そこから生まれたのが、2006年の2000本安打。

そして、ゲームに負けた後ではありながらお立ち台で流した涙ですよ。

あれはこそ、僕の本当の悔し涙なんです。


その気持ちは、ここカープに来てからも一緒。


この気持ちが、なくなった時が野球を辞める時です。


あの時、そこに武野さんがいた。

大袈裟かも知れませんが、この出会いこそ運命なんですよね。


だから、今の僕はいる。


生きている。


そう、思うんです。


野球に限らず、どこの世界、どの社会でも一緒。

生きていたら、いろいろあります。

一番厄介なのは人間関係だけど。


子供たちに「いじめをなくそう!」と言ってる

大人の世界の方が、全然陰険ですからね。


そういう意味では、人って人間によって生かされもするし

殺されもするのかなとも思います。


でも、やっぱり


どんなことがあっても自らの『死』を選択してはいかん!


僕が武野さんに出会ったように

人との出会いによって救われ、人生だって変えられる。


生きていれば、いろんな可能性があるんです。


生きていればです。


改めて思います。

山本有三先生の『路傍の石』より


「たった一人しかいない自分を たった一度しかない人生を

 ほんとうに生かさなかったら 人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」

という言葉。


僕は、これを小さい時から言い聞かされてきました。

「親より先に死ぬのは、親不孝だよ」とも。


それは今、忠実に守っています。


生きたくても、生きれない人は沢山います。


これを読んでる人で、もし悩んでる人がいるなら

考えてほしいことです。


死のうとする勇気があるなら、それを生きる勇気に変えてほしい。


僕の願いです。

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